複雑な現代社会に自由な発想で=辻井喬氏「サービス社会論」で講演

2007/04/19
 16日、社会学部の瀧本基金寄附講義「サービス社会論」で、かつてセゾングループを率いた堤清二氏が小説家・辻井喬(つじい・たかし)として「サービス文明論」と題し講演を行った。

 辻井氏は、現代の経済がかつての経済学の理論が当てはまらない混沌とした状況にあることを説明。その対策について日本の中での議論が不十分であること、諸政策の各々がタブルバインドの状態にあることを挙げ、過去の事例を遺物としてではなく、有効な施策を創出するソースとして見る必要性を説いた。そして、学生に対し、現代「消費社会」の質的変容をとらえるために自明を疑う視点を持つことを求め、締めくくった。

 講演が行われた西本館30番教室は、立ち見の学生が多数出る盛況ぶりで、辻井氏の注目度の高さをうかがわせた。なお、本講義では今後も複数の業界、官界関係者による講演が予定されている。 (カトテツ)
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