法学部特別講演会
2008/07/22
- 大学ニュース
講演する入江氏=17日午後1時18分ごろ、21番教室で
17日、ハーバード大学歴史学部・名誉教授の入江昭氏による法学部特別講演会が、西本館21番教室で行われた。演題は「歴史認識とは何か」。
講演ではまず、歴史を学ぶ上で、どの集団の、どの時代の歴史かということへの留意が必要だとした。本来、学問としての歴史に国境は無く、研究者の間では歴史の共有への積み重ねが成果を出している。しかし国家中心の歴史認識にこだわる限り、その立場性などの制約から、歴史の共有は難しいと評した。
また、国際関係における歴史認識としては欧米列強の国家関係が重要視されがちだが、列強の動向が支配的だったのは歴史の中ではきわめて短期間のことだったと批判。「国際関係にはインターナショナルなものに加えて、トランスナショナルな面が同時に存在していて、その面が最近30年から40年ぐらいは特に顕著になっている」と述べた。
最後に21世紀の国際関係について、1970年代以降のグローバル化により、環境問題や人権問題など、国際社会全体が取り組んでいかなければならない問題が増えたと指摘。その解決のためにも「地球市民全体での、全ての人が共有するような遺産としての歴史を持つことによって、これからの将来も共有していくことができるのではないか」と今後の展望を語った。
講演ではまず、歴史を学ぶ上で、どの集団の、どの時代の歴史かということへの留意が必要だとした。本来、学問としての歴史に国境は無く、研究者の間では歴史の共有への積み重ねが成果を出している。しかし国家中心の歴史認識にこだわる限り、その立場性などの制約から、歴史の共有は難しいと評した。
また、国際関係における歴史認識としては欧米列強の国家関係が重要視されがちだが、列強の動向が支配的だったのは歴史の中ではきわめて短期間のことだったと批判。「国際関係にはインターナショナルなものに加えて、トランスナショナルな面が同時に存在していて、その面が最近30年から40年ぐらいは特に顕著になっている」と述べた。
最後に21世紀の国際関係について、1970年代以降のグローバル化により、環境問題や人権問題など、国際社会全体が取り組んでいかなければならない問題が増えたと指摘。その解決のためにも「地球市民全体での、全ての人が共有するような遺産としての歴史を持つことによって、これからの将来も共有していくことができるのではないか」と今後の展望を語った。
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