法学部特別講演会

2008/07/22

講演する入江氏=17日午後1時18分ごろ、21番教室で

 17日、ハーバード大学歴史学部・名誉教授の入江昭氏による法学部特別講演会が、西本館21番教室で行われた。演題は「歴史認識とは何か」。

 講演ではまず、歴史を学ぶ上で、どの集団の、どの時代の歴史かということへの留意が必要だとした。本来、学問としての歴史に国境は無く、研究者の間では歴史の共有への積み重ねが成果を出している。しかし国家中心の歴史認識にこだわる限り、その立場性などの制約から、歴史の共有は難しいと評した。
 また、国際関係における歴史認識としては欧米列強の国家関係が重要視されがちだが、列強の動向が支配的だったのは歴史の中ではきわめて短期間のことだったと批判。「国際関係にはインターナショナルなものに加えて、トランスナショナルな面が同時に存在していて、その面が最近30年から40年ぐらいは特に顕著になっている」と述べた。
 最後に21世紀の国際関係について、1970年代以降のグローバル化により、環境問題や人権問題など、国際社会全体が取り組んでいかなければならない問題が増えたと指摘。その解決のためにも「地球市民全体での、全ての人が共有するような遺産としての歴史を持つことによって、これからの将来も共有していくことができるのではないか」と今後の展望を語った。
次の記事:夏休み来る。=9月30日まで
前の記事:学長候補者除斥投票=7/23~7/31



本紙連動 WEBアンケート

現在準備中!

結果は一橋新聞12月号・『過去の結果』から。

過去の結果※12月分公開中!

本紙 発行・購読のご案内

◇「一橋新聞」は東生協階段、第1講義棟1階ビラ置き場、東1号館・2号館階段及びビラ置き場などで無料配布しています。

◇定期購読(年7~8回=購読料1500円)を受け付けています。お問い合わせ・お申し込みは定期購読担当まで。

12月号配布中!

*次号(1171号)は4月上旬に発行予定です。