![]() 天下国家からトイレの中まで 斜め45°に眺めるコラム 「社会の窓が開いてるよ」 6月 4日(火)のコラム W杯の痛い人々 気が付けばワールドカップが始まっていたのだが、なかなか始まったという時間が持てない。どこか遠い国の出来事のように思える。身の回りでも変わったことといえば、西国分寺駅の乗り換えの案内放送に英語が付くようになったことくらいである。それでもまあ、日本の試合が始まれば実感が持てるようになるのであろう。 しかしワールドカップ直前、あるいははじまったからも、マスコミが必死にあおろうとしている姿勢には正直、嫌気が差した。テレビはもちろんラジオまでワールドカップの特別番組を組んでおり、そしてそれがまた痛々しい。普段はサッカーとは何の関係もないし、そういう雰囲気でない番組もワールドカップに時間を割いているのがまた痛々しい。そして内容自体薄めたカルピスを更にまた薄めたような粗末なものであったのだが、さらに解説者がなじみのない国の聞いたこともない選手を「この選手は有名で、ここがすばらしい」などとしたり顔で取り上げるのが痛々しい。そして周囲も良く分からないまま「その通り」と応ずるところがまた痛々しい。女子アナも「○○という外国人選手ってかっこいいですね、前から応援していました」と無理に受け答えるところがまた痛々しい。「総知ったかぶり」とても言うべき雰囲気ににわかになっているのが痛々しく、「無理してでも応援しなければいけない」と煽る空気が痛々しい。 おいらは別に「ワールドカップの応援なんてするな」などと言うつもりはないし、自分がサッカーに興味がないというわけではない。ただ「国民イベントだから無理してでも応援しなければならない」と煽り、はしゃぐ空気に抵抗を感じるのである。 おもしろいもの、質の高いものであれば、自然と人は集まるものであるし、自分もまたおもしろいもの、質の高いものに「自然と」吸い寄せられる存在でありたいと思う。 ワールドカップに関する痛々しさで言えば読売新聞も引けをとらない。読売新聞本紙やYOMIURI ON LINEなどをみると、よほど注目が野球からサッカーにうつるのがおもしろくないのか、ねちねちと水をさすような取り上げ方をしている。 まずは5月29日11:40のYOMIURI ON LINEの配信記事から。 「W杯に関心」意外に低い47・4%…調査会社調べ「意外と低い」という見出しがいきなり水をさしている。ちなみに同じ内容を取り上げた毎日インタラクティブでは、「関心が低い」などとは書いていなかった。読売、痛々しい。 次は6月1日23:11 YOMIURI ON LINEの配信記事。 やれやれ無難な滑り出し…日本初体験のW杯他のサイトなら、普通に「大成功」と書くところを、読売は「やれやれ無難」と、素直じゃない見出しをつけている。痛々しい。 最後に6月2日の読売新聞の一面トップは、1万6000人空席云々であった。他の新聞は、普通にドイツとサウジアラビアの試合など、ワールドカップの盛り上がりを伝える記事である。 なんとも、痛々しい限りである。 【を】 |
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