![]() 天下国家からトイレの中まで 斜め45°に眺めるコラム 「社会の窓が開いてるよ」 12月17日(火)のコラム 一橋ニュータウン ここ数年で国立のキャンパスの建物も随分と新築、あるいは改築された。東二 号館、西第一講義棟、同第二、円形トイレ、国際研究館。そして今は院生寮が解 体され、新しい建物に生まれ変わろうとしている。 しかしそれにしても、これらの建物のデザインを決定しているのは誰なのであ ろうか。業者の案に対し、大学のだれかがそれにハンコをついているのだろうが 。どうも、ただ似たような茶色いレンガ風の造りの建物ばかりがバカに増えてい るような気がする。ただ茶色い直方体が、ボンボコボンボコ増えている。似たよ うな建物ばかり増え、キャンパスに個性が無くなっているような気がしてならな い。一昔前には、郊外にニュータウンと称して同じ形のアパートなりマンション を機械的にぎっちりと並べられるだけ並べた新興住宅街がつくられたが、そこに 感じる無味乾燥さというかつまらなさを今のキャンパスに感じる。合理性と清潔 感はあるが、おもしろさに欠ける。東本館みたいな無駄のかたまりのような建物 はもうできないのか。 外観もつまらないが、建物の中もまたつまらない。明るい色の壁。ビラはほと んど貼られてないか、貼れない。淡々と小洒落た丸テーブルと椅子がおいてある 。合理性と清潔感はあるのだけれど生活感がない。大学に生活感を求めても仕方 が無いといえばそうなのだが、しかしそれにしてもニュータウンのつまらなさに 満ちている。 国際研究館の1Fなんてのは、おいらが嫌いな空間な一つなんだけどさ。極端 ないい方をすると、あそこなんて「商学部でイケテる服装をした学生グループが ノートパソコンを片手にプレゼンのうち合わせをスマートに行う」ことにしか使 えない空間なんだよ。まちがってもワンカップ片手に机をたたきながら天下国家 を論じ合うことはできない。使途が限定されすぎていて、まあみんなその通りの 使途でやってるんだけど。おいらはどうもそうそのままスマートにのっかること ができない。違和感をもってしまう。あるいはこんな機能的でハイソな建物ばか り造ったら、一橋の学生なんてそのうちみんな去勢されたみたいになるんじゃな いかと直感してしまう。 お洒落なキャンパス、スマートなキャンパスも結構だが、100%そうした空 間というのは息が詰まる。そういう光の部分をつくるのならば闇の部分が欲しい 。ダウンタウンとでもいいますか、汚いけれど汚い故に逆に生気がある空間であ る。ごみが散乱し、ビラが舞い、昼間から酒をのんでいても違和感がなく、そし て夜もそこで飲んで寝て。下手すれば女連れ込んでゴソゴソやっている。そうい う生活のリアリティのある空間。以前の一橋寮のような雰囲気だ。これがないと いけない。 いきいきとした学生を育てるには活気のあるキャンパスが必要だし、活気のあ るキャンパスってのはコミュニケーションがあって学生がやりたいようにできる キャンパスだ。学生がやりたいほうだい暴れまわることができるキャンパスが一 番いい。かつての一橋寮がなくなった今、どこかにそうした滅茶苦茶な空間が欲 しい。 どこぞのバカ教授は「こんな汚いキャンパスでは外国のお客様を呼べないから 、どうにかしろ」などとほざいているが、まあ死んでください。外国のお客様な んてのは佐野書院にでも呼んでればいいわけ。大学が教育機関でもあるのなら、 キャンパスは学生の好き勝手に使わせたほうがいい。ただでさえ「一橋の学生は おとなしくて元気が無い」といわれてるんだから、学生にはもっと自由に滅茶苦 茶にやらせたほうがいい。というよりは、強制的にでも滅茶苦茶させるべきなん じゃないの。 おいらの中で一橋の学生を滅茶苦茶にさせる「一橋カオス計画」ってのがあっ て、まあ思いつきなんだけど。東キャンパスのL字棟の焼け跡が空き地になって るでしょ。空手道場の近く。あそこに「まち」をつくったらどうかと思うんだよ 。まちづくり。具体的には色々な店を誘致するんだけどさ。店ったって喫茶店み たいなハイソなものじゃない。誘致業種としては 1。居酒屋。それも赤ちょうちん系。ホルモン焼きやホッピーが置いてあって、 壁にはアサヒビールの変色したポスター(赤い水着のネーちゃんがビールジョッ キを片手にしているやつ)が張ってある。 2.つれこみ宿 3.テレクラ 4.質屋 まあ、あとは競艇の裏舟券売り場やちょんの間でもつくろうかなとおもったん だけど、まあいいや。で、何でこんな業種でまちをつくらせるか、なんだけど。 1の赤ちょうちんってのは、まずコミニケーション能力育成の場としての機能が あるんだよ。ああいう店ってのは見ず知らずの人とも自然に話しをすることがで きる。なんというか、人との壁をとりはらってくれる雰囲気があるんだよ。だか ら今、人と接することができない大学生が多いって言うんだけど、そういう人は 赤ちょうちんで治せばいい。 また、大学に赤ちょうちんをつくれば、近所のわけの分からないオヤジなんか がキャンパスに紛れ込んでくる。ちなみにこの赤ちょうちんは昼間から営業して いるから、真昼間から酔っ払ったオヤジが大学の中をうろうろする。それで堅物 な学生に向って「てめー、ばかやろう。勉強ばかりが人生じゃネーんだよ」なん て説教たれてもらう。で、その堅物は開眼すると。まあ、開眼はしないだろうけ ど、色々な意味で刺激にはなるだろうね。 さて2と3はワンセット。大学生が1番ないし、少なくとも5番以内にやりた いことってのは男(ないし女)と付き合い、あるいはコーマンかますことだろ。 だったらやりたいことをやってもらいましょうってことだ。繰り返すが、やりた いことができるキャンパスが活気があっていいキャンパスなのだ。 これにはもう一つねらいがあって、やはりこれもコミニケーション能力育成の 場なのである。テレクラの代りに出会いサイトでもいいようだが、それだとコミ ニケーション能力育成にはつながりにくい。やはり文字でなく、口で話すことが 大切なのである。それで、大学のほうも「テレクラ」っていう必修科目をつくっ てさ、「テレクラで相手をゲットできなかったら単位認定しません」なんてやっ てさ、強制的にテレクラやらせるの。これでコミニケーション能力を育成させれ ば、その後のビジネスライフでも役に立つと思うけどな。 まあ以上、ここまで滅茶苦茶にしろとはいわないが、最近は少々大学も学生も スマートになりすぎている感があるので、ちと釘を打ってみた次第である。 【を】 |
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