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「健康に良さそう」と思って、普段何気なく食べているものにも、そこには落とし穴があるかもしれない。安易にキャッチコピーを信じすぎて、「なんだ」と拍子抜けしたことがあるのではないか?ここでは、そんな拍子抜けをしないためにも、健康ジンクスのウソ・ホントを見極めよう。【畑川友里】

野菜ジュースは野菜を採ったことになるの?
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 第6次改定日本人の栄養所要量―食事摂取基準― に対応した食品群別摂取目標量(食品構成)(厚生労働省)によると、一日に採るべき野菜は350グラムで、そのうち緑黄色野菜は120グラム。今、一般に売られている野菜ジュースはトマトやニンジンがベースなので、それだけでは栄養所要量でこのように求められている野菜のすべてはカバー出来ないのだ。ここでいう「野菜」とは、そういったジュースにはなりにくい、キャベツや大根、ネギなども含まれる。だから、飲むだけで必要な野菜はすべて採ったことになるかと言われると、その答えは「NO」。

 しかし生のトマトとトマトジュースは栄養的には変わらないので、これだけで野菜のすべてを補えるものではないことをよく理解して、うまく利用するのがいいだろう。「どうせ飲むなら」という感覚で飲む若者も多いという。そこをメーカーも狙っているわけで、CMなどのメッセージを鵜呑みにせず、よく読みとるのが大切だ。
ジュースにしても野菜の繊維分は入っているの?
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 野菜の食物繊維はジュースにしても変わらない。ただし、ジュースの繊維分は野菜由来のものでなく、添加しているものもあるので要注意。
健康状態や食事のマナーが内定に影響するって本当?
 内定後の健康診断で、生活習慣病の傾向が見られる人の中には、内定取り消しになってしまった人もいるらしい。企業もこの不景気で、病気で休みがちな人より丈夫な人を採用したがるというわけか。

 また、社会人になると接待などで外食する機会がどっと増える。その時の食事マナーは大きいポイントだ。箸が使えなくて番組を降ろされたという若手タレントもいるくらいだから、マナーに厳しい昔のおじさまを相手にする接待では、「よくこぼす」「音をたてる」なども大きなマイナスになるに違いない。心当たりのある人は今のうちに直しておこう。
アミノ酸飲料は本当にCMみたいな効果があるの?
 アミノ酸とは、人体の約2割を構成し、筋肉、骨、内臓、血液、皮膚、ホルモン、酵素などを形成する他、カラダにとって様々に重要な機能を担っているタンパク質のことである。私達の体は20種類のアミノ酸からできている。栄養の偏った食生活やダイエットなどで、アミノ酸が不足すると、栄養障害などの影響が出てくるのだ。

 だから、大学生などアンバランスな食事になりがちな人がアミノ酸飲料を採ると、もともと栄養不足なので、疲れやすいなどの症状に対してある程度の効果はある。ただし、採れば採るほどいいものではなく、普通の食事をしていればわざわざ飲料で採る必要はない。
《脂肪燃焼》
 アミノ酸は筋肉を構成しているので、これを補給しながらランニングなどの有酸素運動をすると、筋肉の再生が促される。これにより基礎代謝が高まり、より多くのエネルギーが消費され、結果として脂肪が燃えやすくなる。
 ここで重要なのが、「運動をしなければ意味がない」ということ。飲むだけで痩せられるような宣伝イメージに振り回されてはいけない。

《お肌》
 肌のうるおいを左右するのは、表面の角質層の水分量。この天然保湿成分の約半分がアミノ酸と、アミノ酸からの生成成分なのだ。美容成分としてよく知られるコラーゲンもアミノ酸から出来ている。このアミノ酸が不足すると、肌荒れやくすみなどのトラブルが出てくる。

《飲み過ぎ》
 アミノ酸は肝機能を高め、アルコールやアセトアルデヒドなどの代謝を促進し、これらによる二日酔いを軽くする効果がある。特に飲酒前、飲酒後、翌日の三回に採るのがよい。
 注意したいのが、アミノ酸の効果は二日酔いを「軽くする」というのであって、飲み過ぎによる体の不調全体を治すわけではなく、また二日酔いも完全に治るというものではないこと。
 野菜ジュースやアミノ酸飲料、バランス栄養食品などのキャッチコピーを過大に信じたり、評価すること。

 これらの健康に良さそうな食品の宣伝方法が問題なのだ。

例えば、「ビタミン何ミリグラム入り」という飲料をよく見かける。中には1000ミリグラムなど、人が一日に使える100ミリグラムを大きく上回る量の商品を、さもそのすべてが体で利用できるかのように宣伝しているものもある。いくら体にいいビタミンでも、過剰に採れば体への負担になるのだ。また、クッキータイプのバランス栄養食品が多く出回っているが、それらも脂肪や糖分など一部の栄養素が過剰になっており、いくらビタミンなども一緒に採れるとはいっても、それを知らないで大量に食べればとんでもない高カロリーになってしまう。

 こういった多くの商品が、薬事法にかからないように、直接「〜に効く」とは言わずに、キャッチコピー、キャラクターなどを巧みに使っている。ビタミン飲料なども、多ければ多いほどいいと感じるようにように、上手く消費者を煽っているのだ。

 私達はこうした宣伝の裏を読みとり、自分にいい食品を選ぶ力をつけなければならない。特に、社会人になってさらに食生活の乱れに拍車がかかる前の今、ちょっとそんなことを考えてみてはどうだろうか。

取材協力
大学生協東京事業連合 上久保 京子氏
全国大学生協協同組合連合会 鈴木 清俊氏、蓮見 澄氏、藤 美徳氏
一橋大学消費生活協同組合 良岡 理一郎氏
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