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朝食を二日続けて食べた人は半分。砂糖・塩・油のとりすぎに配慮しているのは15.5%──。一橋生協の2002年度のアンケート結果の一部だ。どいつもこいつも不健康。しかしちょっとの努力で事態は変わる。まずは食事の選び方から始めよう。【山本俊輔】
健康的な食事法というと、まず思いつくのが自炊。いったいどれくらいの人がしているのだろうか。
「 全国の大学生にアンケートを行ったところ、自炊してる人は35%という数字が出ました。しかしこれには冷凍食品の解凍や、買ってきたお惣菜に少し手を加えただけという人も含まれています。今の学生で本当に自炊をしてるといえる人は殆どいないでしょう」。大学生協食堂部門の管理栄養士・上久保京子氏は語る。
どうもちょっとやそっとの努力では自炊とはいえないらしい。ということは健康的な食事は夢のまた夢だろうか。
「 外食でも、選び方や食習慣を工夫するだけで健康『的』な食生活を送ることは可能です」。
では、早速紹介していこう。
そ もそも、どんなメニューが「健康的」なのか。
その選び方の一つが「三菜法」で、主食・主菜・副菜の3つを必ず取るようにするというシンプルなもの。主食はエネルギー源で、ご飯・パン・麺。主菜はタンパク質や脂質で、卵・肉・魚介・大豆製品など。副菜はビタミンやミネラルで、野菜・芋類・海藻・キノコ・こんにゃくなどがある。これらが含まれた食品を一品づつとるだけでいいのだ。1日の具体的なメニューを写真で示しておくので参考にしてほしい。
5色の食材
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赤 |
肉、魚。トマト、にんじんなどの赤い野菜。 |
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白 |
ごはん、うどん、素麺、パンなどの糖質の食材。牛乳。 |
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黄 |
納豆、ゆばなどの大豆製品。レモン、グレープフルーツ、みかんなどの柑橘類 |
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緑 |
ほうれん草、小松菜、ブロッコリーなどの緑黄色野菜 |
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黒 |
海藻類、きのこ類、黒ゴマ |
他に分かりやすいのは、管理栄養士の杉本恵子氏が考案した「5色バランス健康法」。食事に赤・白・黄・緑・黒の五色を取り入れるというもの。例を挙げると、赤は肉か魚・白はご飯・黄は納豆や柑橘類・緑は野菜・黒は海藻などで、食事にこれら五色が含まれているかチェックするだけでいい。毎食これを満たせば自然と1日30品目取ることが可能だとか。ただしコーラを黒に入れたりはしません。あしからず。
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朝

ご飯(M)・納豆・味噌汁・きんぴらごぼう・ほうれんそうのおひたし
290円
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昼

ご飯(M)・味噌汁・かぼちゃの煮物・焼き魚(鮭)
380円
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夜

ご飯(M)・お茶・ひじきの煮物・豚のピリ辛煮
330円
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*写真をクリックすると拡大できます。 *商品・価格(税抜)は一橋大学生協のもの
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最 近の大学生はお米を食べなくなったようだ。「以前、ライスの注文はMやLサイズが主流だったが、今は男女を問わずSサイズが多くなった」と鈴木清俊氏(全国大学生協 共済センター)は嘆く。一橋を始め、一部の生協ではSSサイズまで生まれた。
1サイズ小さいものを選んで食費を倹約、またはダイエットのためにカロリー源を減らそうという狙いだろうか。しかしこうした考えには大きな落とし穴がある。
「炭水化物の摂取量を減らしても、まずダイエット効果はありません」と語る上久保氏。一体どうしてか。
「生き物の体はうまく出来ていて、摂取カロリーが減ると、その少ない分だけで体重を維持できるよう基礎代謝量が減ってしまうんです。つまり省エネの体になってしまう。そのため炭水化物の量を減らしても意味がないんです」
食べすぎで太るのはまだしも、食べなさすぎで痩せにくい体質になってしまうのはうかばれない。
「そもそも骨は28歳まで成長するといわれています。若いうちにしっかりとした食事をしないと加齢後スカスカの骨になりますよ」
就職活動で、健康診断結果が悪かったため書類審査で落とされた学生も昨今は多いとか。不摂生のツケは長年にわたって影響を及ぼしそうだ。
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バ イトにサークルにレポート提出と、学生もなかなか忙しい。そもそも食事をきちんと取る時間がないという人も多いだろう。
そんな人たちにオススメするのが間食。
「バナナやヨーグルト、牛乳など、簡単に食べられるものを冷蔵庫に常備して、空腹時に食べてほしい」と上久保氏。間食というとネガティヴなイメージを持つ人が多いが、これには理由がある。
回数が少なく、一回あたりの量が多い食事というのは最も太りやすい食習慣なのだ。朝食抜きで1日2食生活という人などがこれにあたる。
消化吸収の点から見て、食事と食事の感覚は4〜5時間がベスト。ただ、昼食と夕食の間はどうしても空きがちになる。そこで4:00〜5:00頃に上記のような間食をして食事量のバランスを整えようというわけだ。
もちろん朝食にあててもよいし、早めに夕食を食べて空腹になったときでもよい。時間的にもバランスよい食事サイクルを目指そう。ただし就寝2時間前になったら食事をしないように。
間食の内容は果物や乳製品がおすすめ。健康食品は栄養素の偏りが激しいので△。例えば脂溶性のビタミン類は過剰に取ると胎児に先天性障害が起こる可能性もある。過剰摂取は禁物。
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できるだけ実行可能そうなものを選んで紹介したが、「それでもやっぱりムリ」という人もいるかもしれない。またここで挙げた以外のことで悩んでいる人もいるだろう。
大学生協では栄養士の方が健康相談を受け付けており、拒食症・過食症といったメンタル的な悩みにも応じてくれる。健康のために何かしたいと思ったら、まずは相談してみてほしい。
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●取材協力
| 大学生協東京事業連合 |
上久保 京子氏 |
| 全国大学生協協同組合連合会 |
鈴木 清俊氏、蓮見 澄氏、藤 美徳氏 |
| 一橋大学消費生活協同組合 |
良岡 理一郎氏 |
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